人気ブログランキング | 話題のタグを見る

こくまくくぅがたべるもの

kokumakuku.exblog.jp
ブログトップ

喜元門 本店 (つくば研究学園)  大竹氏×森田氏の衝撃 今日、極点(ピリオド)に出会った思い

こくまくくぅ「今日、ふと思い立って、何も知らずに、つくばの喜元門に向かった。まず、喜元門サイエンス通り店に行った。ついで、喜元門本店へ。そうしたら、恐ろしいことになっていた。
なんと、大竹氏、森田氏が、厨房に顔を揃えているではないか! しかも、大竹氏がラーメンを作っている! 森田氏は補佐的な監修の位置かな。なんという存在感! なんという圧倒的な気配だ!
ラーメンは、というと、なんだろう、という、うまさだった。完全だ。どれくらいうまいかというと、華丸(小美玉)と一直(水戸)が霞んでしまうかも、というくらいだった。これは、自分としては、最上級のほめ言葉だ。間違いなく、自分の知っている茨城一、だ。いやいや、それどころか・・・。
今まで喜元門は、もちろん、十分うまい、ということは、力説してきたけど、まるで、新作のように、既知のメニューが、完全に一味違うのだ。
まず、麺が、自家製麺に戻っているし、かつ、今までの自家製麺と違う、さらに垢抜けた感触だ。サイエンス通り店は、つくば製麺だと思うけど、この自家製麺に比べるとやや単調な味わいだ。スープも、違う。鶏だしは未知のうまさの領域。えび風味は、喜元門のものが大好きなんだけど、目から鱗の出来のよさ。チャーシューも違う。品がいっそういい。煮玉子も違う。煮玉子なんか、何だろうこのうまさは、という出来だ。周りの白身はかためで黄身の味が信じられないくらいうまい。いちいち書く気が失せているので、いずれも既知のものが、美しさ、味、で、洗練を極めている、とまとめておこうか。薬味のネギさえが違う! レンゲのスープに浮いた青白ネギを噛むと激ウマ。
大竹氏が、麺をゆでて、スープを注いで、ラーメンを作っている、のだけれど、たぶん、仕込の段階から、すべて、大竹氏と森田氏の手によるもの、だろう。新たな創意工夫が盛り込まれているのだろうし、ひょとして、大竹氏×森田氏にしても、今日はとりわけ、出来がいい、のではないか、と願いたい(笑)。彼らがやると、いつも、これ、だったら、もうやばい。
ちょっと、頭を抱え込んでしまった。そもそも、喜元門は、桁違いにうまい、と思って、そう書いてきたけど、周辺から、だんだんと奥に分け入って、ついに、核心に触れたら、さらなる桁違いのすごさだ。コアのすごさを感じながら、食べてきたわけだけど、想像以上だ。ただごとではない。
これは、問題が大きいし、深刻すぎる。コアのレベルの高さが、次元が違うので、これでは、あきらかに、ダブル・スタンダードになってしまう。喜元門の座りがどこか悪いのは、このことが原因しているのは決定的なようだ。いわば、天才肌と秀才たちの違い、なのだ。努力、情熱、では、追いつかないかもしれない。取り巻くスタッフのすべての方が、このことを実感して、頭を抱え込んでいるに違いないはずだ。他の方が作ったものは、もちろん、それはそれでいい、のだが、別物感が大きすぎるのだ。
喜元門が多様に増殖しているのはよくわかる。コアが白熱し、台風の目のようになって、周囲に、そのオーラを広げ、拡散させているのだ。ま、遠巻きに陰ながら非力ながら、われもその煽られた周囲の一人なのだろう。
喜元門がいつも、どこか、ごたごたしているような感じの、その理由は、こうしてあきらかだ。中心があまりにカリスマなので、その対処に戸惑っているし、手に負えないのだ。大竹氏一人で店をはっていたら、確実に、軽く、とみ田、くらいの行列店だろうな。うまさの洗練度は、東京のやまぐち、どころではないな。
ひょっとして、御当人たち方々も、あまりにも才能が溢れすぎていて、普通のやり方で維持できないのかもなあ。怪物すぎて、うまいシステムが見つからないのだ。今のシステムで、最善なのだろう。飼い慣らせない怪物性だ。たぶん、ラーメンの域を超えている・・・。うますぎると、それはそれで、問題だから、少し均し並にしようと。
取り巻きの方々がやって、ラーメンの域、なのだ。御当人たち方々にも負担が過酷すぎるのかもしれない。からだがもたない、とか、そのくらいのことはある、ラーメンの出来栄えだ。ついでに言えば、食べ手だって疲れちゃうかも。別に、みんな、必ずしも、死ぬほどうまいものが食べたいわけじゃあないだろうし。この場合、死ぬほど、って、かなりマジで言っている。
こんなすごい人物、しかも、二人、に、ラーメン界で出会ったことがない。ちょっと、リスペクトのために、今までの筆は折ろうかと思った。言葉が見つからない、のだ。色を失う絶句だ。今まで書き紡いできたことは、中心にいつも喜元門の空白を見据えていて、たぶん、この日のためだったのだ、と思った。このブログの全量をもって、喜元門へのラブレターだったのだ。東京を一巡りし、福島を中心に一巡りしたのは、この日のため、だったのか?! と狼狽えている。やばい、やばすぎる、は、この日のために用意された言葉だったのか・・・、という衝撃だった。


喜元門 本店 (つくば研究学園)  大竹氏×森田氏の衝撃 今日、極点(ピリオド)に出会った思い_f0337402_10471688.jpg

喜元門 本店 (つくば研究学園)  大竹氏×森田氏の衝撃 今日、極点(ピリオド)に出会った思い_f0337402_10475399.jpg

喜元門 本店 (つくば研究学園)  大竹氏×森田氏の衝撃 今日、極点(ピリオド)に出会った思い_f0337402_10483156.jpg
喜元門 本店 (つくば研究学園)  大竹氏×森田氏の衝撃 今日、極点(ピリオド)に出会った思い_f0337402_1050222.jpg
支那そば 塩 680円

喜元門 本店 (つくば研究学園)  大竹氏×森田氏の衝撃 今日、極点(ピリオド)に出会った思い_f0337402_1051059.jpg
喜元門 本店 (つくば研究学園)  大竹氏×森田氏の衝撃 今日、極点(ピリオド)に出会った思い_f0337402_10513092.jpg
えび風味 醤油 720円

喜元門 本店 (つくば研究学園)  大竹氏×森田氏の衝撃 今日、極点(ピリオド)に出会った思い_f0337402_10542440.jpg

喜元門 本店 (つくば研究学園)  大竹氏×森田氏の衝撃 今日、極点(ピリオド)に出会った思い_f0337402_1057124.jpg
住所 茨城県つくば市苅間1223 D12ビル101号
営業時間 11:30〜14:00/17:30〜21:00(なくなり次第終了)
定休日 水曜日夜の部、木曜日
喫煙 不可
駐車場 あり(店舗横駐車場10台程度)
by kokumakuku | 2014-06-25 11:09 | 喜元門本店(つくば研究学園)